河川舟運の常夜灯 (高さ) 

   都道府県別データ一覧にある高さ4m以上の河川常夜灯を「高さ」の順に並べたもの (常夜灯は高さ未計測のものが多いため、リストからの漏れは非常に多いと思われる)

写真 名称 ふりがな 所在地 付帯情報 形式 諸元 建造年 文化財 出典 保存状態 価値判断に係る事項 保存
評価
価値
評価
写真 元・石場の常夜灯
(打出浜の常夜灯)
いしば 滋賀/大津市 びわ湖ホール<石場~矢橋間の渡し船> 石常夜灯
(琵琶湖舟運)
高8.4m 弘化2(1845)   市教委/WEB/近江の常夜燈p12・100 2度移設/火袋後補 笠石裏面に木桟風の飾り/中台を4隅の邪鬼が支える珍しい構造/竿は、やや末広がりの角柱タイプで、4面を火灯窓風に浅く削り込み刻字/石基壇あり(見事な石組)/寄進者は近江中郡が圧倒的に多く近江商人の活躍ぶりが分かる 2
  鵜川の常夜灯 うかわ 滋賀/高島市 白髭神社 銅板葺の石常夜灯
(琵琶湖舟運)
高約7m 天保4(1833)   WEB/近江の常夜燈p57・107 平成16復元(国道拡幅)/火袋部すべて後補 (竿)「白鬚大明神」「海上安全心願成就」/竿が角柱 3
写真 岩津の石灯籠 いわづ 徳島/阿波市 <撫養街道>/吉野川 石常夜灯
(河川舟運)
高約6.3m(うち、石基壇約2m) 慶応3(1867)   歴史の道3p26・50
/WEB
保存状態良好/昭和33の架橋で廃止 (竿)「海上安全/五穀成就」/吉野川で最も川幅が狭い地点に建てられた舟の夜間航行のための常夜灯/石基壇は野面石の乱積み/石工: 尾道の市助 1
写真 南出口の金毘羅常夜灯 かわみなみ、でぐち 広島/福山市 新川、高屋川 石常夜灯
(河川舟運)
高6.22m 天保6(1835)   お山のこんぴらさんp115 移設して石囲いの中に祠と共に安置/現役で点灯(電気) (竿左面)「吉備津宮/金毘羅社、獻燈」 2
写真 一宮御池の金毘羅常夜灯 いっきゅう、みいけ 広島/福山市 神谷川 石常夜灯
(河川舟運)
高5.90m
(うち、基壇1.75m)
天保9(1838)   お山のこんぴらさんp58   (竿正面)「金毘羅大權現」、(竿裏面)「日本大小神祇」/台石に神邊屋店、木曾屋店などの名が並び大店の寄贈者数人による建造であったことがうかがえる  
写真 楢船着場の常夜灯 なら 岡山/津山市 加茂川 石常夜灯
(河川舟運)
高5.87m(うち、基壇2.75m) 天保9(1837) 市史跡 市教委 保存状態良好 「天照皇大神宮、金比羅大権現、中山大神宮、木山午頭大王」 1
写真 矢橋の常夜灯 やばせ 滋賀/草津市 <矢橋~石場間の渡し船> 石常夜灯
(琵琶湖舟運)
高5.71m
(うち、基壇0.75m)
弘化3(1846)   市教委/WEB/近江の常夜燈p17・102 原位置/周囲を石垣が囲み歴史的環境を維持(左記の高さに石垣は含まず)/個人の所有物 (竿左面)「渡航安全」/竿石が角柱/石基壇なし/対岸の大津・小舟入や石場への渡しがあり、東海道を歩くより時間的短縮になったためかなり利用された 2
写真 小舟入の常夜灯 こぶないり 滋賀/大津市 (中央4丁目)<小舟入~矢橋間の渡し船> 銅板葺の石常夜灯(琵琶湖舟運) 高5.4m 文化5(1808) 市有形民俗 WEB/近江の常夜燈p11・100 原位置 (竿正面)「伊勢/両宮、常夜燈」/角柱状の竿の上に腕木を付け切妻屋根の火袋(木製)を置く/石基壇あり/京都の恒藤講が建立(伊勢両宮の常夜灯)/(台石上辺)「大/津/世/話/人」、(その下)「船方中/小船入/茶屋中/伊勢屋甚兵衛/船屋平八」 1
写真 木之庄の金毘羅常夜灯 きのしょう 広島/福山市 上井手川、芦田川
<山陽道>
石常夜灯
(河川舟運)
高5.20m
(うち、基壇1.59m)
天保11(1840)   お山のこんぴらさんp134 保存状態良好 (竿正面)「金毘羅大權現」、(台石正面)「東惣氏子中」/竿右面に鶴の浮彫/台石が亀の彫刻になっている/上井出川に付随して建っている 1
写真 津之郷加屋の金毘羅常夜灯 つのごう、
がや
広島/福山市 加屋川、瀬戸川 石常夜灯(自然石)(河川舟運) 高5.18m
(うち、基壇1.18m)
天保5(1834)   お山のこんぴらさんp124 移設 (竿正面)「勇鷹神」、(竿右面)「金毘羅大權現」/勇鷹神は福山藩の治山治水に力を注いだ殿・水野勝成を神と崇めた称号 2
写真 下市の金毘羅常夜灯 しもいち 広島/福山市 神谷川 石常夜灯
(河川舟運)
高5.05m(うち、基壇1.15m) 享和3(1802)   お山のこんぴらさんp60 移設/基壇C接合/祠と共に安置 (竿正面)「金毘羅大權現」、(竿裏面)「祇園牛頭天王」、(竿左面)「吉備津彦大明神」、(台石正面)「常夜燈」/備後では一番古いうちに入る/約30年前までは新市町旧街道筋に面している盛岡薬局の区画内にあった 2
写真 加茂花木の常夜灯 しもがも、
はなぎ
広島/福山市 加茂川 石常夜灯(自然石)(河川舟運) 高5.04m
(うち、基壇0.84m)
慶応4(1868)   お山のこんぴらさんp72 保存状態良好 (竿正面)「象頭山」/竿に注連縄 1
写真 赤坂中組の金毘羅常夜灯 あかさかなかぐみ 広島/福山市 河手川、瀬戸川
<山陽道>
石常夜灯(自然石)(河川舟運) 高4.76m 天保2(1831)   お山のこんぴらさんp125 原位置?/周辺がゴミ置き場化 (竿正面)「金毘羅大權現」、(台石正面)「當邑中」/台石に盃状穴がある/台石が大きい自然石で特徴的 3
写真 川の金毘羅常夜灯 しがわ 広島/福山市 四川、加茂川 石常夜灯(自然石)(河川舟運) 高4.39m 文政8(1825)   お山のこんぴらさんp68/調査 明治43移設 (竿正面)「金毘羅常夜燈」/台石が船形の自然石→航海の神である金毘羅さんに因んだもの 2
写真 黒瀬湊灯台 くろぜ 岐阜/(加茂)八百津町 木曽川/黒瀬湊 石常夜灯
(河川舟運)
4.3m 文政5(1822)   町教委 保存状態良好 黒瀬湊は舟運の基地として栄え、江戸時代後期から明治にかけて舟数は80艘前後/舟頭は常夜灯を灯台と呼び、家族が交代で灯明をあげた 1
写真 岩成川東の常夜灯 いわなり、
かわひがし
広島/福山市 加茂川 石常夜灯(自然石)(河川舟運) 高4.25m 嘉永5(1852)   お山のこんぴらさんp74 祠と共に安置 (竿正面)「象頭山」、(竿左面)「勇鷹神」/勇鷹神は福山藩の治山治水に力を注いだ殿・水野勝成を神と崇めた称号 1
写真 向永谷吹上の金毘羅常夜灯 むかいながたに、
ふきあげ
広島/福山市 向永谷川 石常夜灯
(河川舟運)
高4.24m 嘉永5(1852)   お山のこんぴらさんp52 平成5修復/現役で点灯(電気)/刻字に墨入れ 「高倉社/八幡宮/金毘羅、獻鐙」「願主 馬屋原猪右衛門寛綱/贊成 馬屋原市右衛門方芳」「吹上中」「尾道 石工 新八」/火袋に注連縄 1
写真 呼塚河岸の常夜灯 よばつか 千葉/柏市 <大堀川・
呼塚河岸>
石常夜灯
(河川舟運)
高4.19m
(うち、基壇0.95m)
慶応元(1865)   市教委(柏の金石文2
p223・586/WEB
昭和17・63移設/笠一部欠損/火袋後補 (竿正面)「成/田/山」、(同右面)「天下泰平」、(同左面)「五穀成就」、(同裏面)「村々安全」/台石正面に「月參」と陰刻/成田詣や佐原・銚子方面との往来に使われた船着き場(河岸)に建てられた常夜灯/石基壇あり(全高の1割以下と低い) 2
写真 下御領馬場町の常夜灯 しもごりょう、ばんば 広島/福山市 高屋川
<山陽道>
石常夜灯(自然石)(河川舟運) 高4.18m(うち、起案0.54m) 嘉永2(1849)   お山のこんぴらさんp87 原位置? (竿正面)「象山夜燈」、(竿左面)「下組講中」/台石に盃状穴がある 1
写真 細川町の船番所跡の秋葉山常夜灯 ほそかわ 愛知/岡崎市 矢作川左岸(権水・船番所跡) 石常夜灯
(河川舟運)
高4.04m 天保10(1839)   WEB(遠州・万斛の郷) 火袋改修? 「邨中安全」/矢作川水運に係る常夜灯/石基壇なし 2
  八幡神社鳥居前の常夜灯 はちまん 岐阜/関市 八幡神社(武芸川町八幡)
石常夜灯(一対)
(河川舟運)
高4.01m 文化11(1814)→明治24
(1891)地震被災後に修復
  市教委(武芸川町の石造物p215-6) 保存状態良好 高さと火袋の形態から灯台的な役目を果たしていたとされる/竿の台石が猫足 1